M&Aは、2つの企業が1つになって、1+1=2の足し算をするものではありません。

いかに、シナジー効果、合理化効果などを引き出して、1+1を3に、4にしていくか、ということが大切です。

企業は、日々事業を営み、競合と競い合いながら、価値を創出しています。そのプロセスにおいて、人材、ノウハウ、商圏などをM&Aにより手に入れることで、さらなる成長を描こうというものなのです。

つまり、その企業の強みは何か、どのような将来像をえがくのか、という視点がなくてはM&Aは成功しません。

単に合併・買収するということが成功なのではなく、そこから先、望ましい状態に統合後の手続きを進めることが必要です。

その点、投資銀行は、財務面のプロであっても、事業面のプロではありませんし、統合後の手続きには関与しません。

投資銀行は、M&Aが成立することで成功報酬を手にすることがビジネスです。したがって、企業との利害は一致しないので、注意が必要なのです。